
北区の名所を幾度となく訪問してきた赤羽マガジン。実際に見て体験してきた各名所の魅力などをまとめてみようかと思っています。
まず最初は王子にある名主の滝公園です(・∀・)イイネ!!
北区王子にある名主の滝公園
滝が流れる緑豊かな景勝地!
名主の滝公園は王子にある北区を代表する公園です!東京23区内にあるのに、緑豊かで滝が流れる静かな景勝地。迫力ある滝を見ると心がすっと落ち着きます♪また、低地に流れる水辺から高台に生い茂る木々の風景を見上げるのが個人的には圧巻で大好きなんです♪
名主の滝公園は、何度も赤羽マガジンでも紹介していますが、都会に自分がいるのをすっかり忘れさせてくれます笑
ちまみに名主の滝には4つの滝があって、現在は男滝のみ稼働しています。
名主の滝公園の歴史
江戸時代の王子村の名主「畑野孫八」が自邸に開いたのが始まりで、名主の滝の名前の由来はここからきているそうですよ。


王子周辺は江戸近郊にある一大観光地だったのですが、その流れは明治時代になっても続いていました。明治中ごろに庭園として整備された名主の滝はさぞにぎわったことと思われます。
昭和13年にはなんと精養軒が名主の滝を買収して食堂やプールなどが作られ公開していたそうなんです。そう、上野にある老舗西洋料理店の精養軒です!個人的にはへー!へー!と何度も思います♪そして、昭和20年4月の空襲により焼失、その後は昭和35年11月に東京都によって再公開されるようになったようです。
そして、昭和50年に名主の滝公園は北区に移管されました。
4つの滝を有する回遊式庭園
武蔵野台地の突端である王子近辺には滝が多かったそうで、このあたりには王子七滝と呼ばれる七つの滝がありました。そして今現存するのは名主の滝のみ。そして名主の滝は4つの滝からなっています。都内でも有数の8メートルの落差を有する男滝(おだき)、女滝(めだき)・独鈷の滝(どっこのたき)・湧玉の滝(ゆうぎょくのたき)があって、現在は男滝のみ稼働しています。

名主の滝公園は、これらの滝に加えてケヤキ・エノキ・シイ、そして100本余りのヤマモミジが植えられた斜面を利用して緑と水が豊かな自然の風景を取り入れた回遊式庭園になっています。
紅葉や水遊びなど名主の滝公園の9つの見どころ。
赤羽マガジンが何度も通って楽しんできた名主の滝公園の見どころや楽しさを紹介します。
1:迫力満点の男滝!
名主の滝公園には4つの滝がありますが、現在稼働しているのは男滝のみ。
8mほどの高さから落ちてくる滝は迫力があります。正門から入ってすぐの場所。
流れる滝の音がとても心地よく心が落ち着きます。
こちら独鈷の滝。稼働はしてません。
女滝。こちらも稼働しておらず。
湧玉の滝。こちらも稼働せず。
男滝以外の滝が流れるところも見てみたいですね。
2:夏に涼を感じる

緑がまぶしい季節!緑が生い茂って大きな池や滝が流れる風景は涼を感じさせてくれます。
日が当たりにくい立地なので、夏はとても涼し気です。都会にある避暑地といったところでしょうか。

3:トンボ池

薬医門から入ると右手にある大きなトンボ池。鯉が泳ぎ鴨の群れが楽しそうに群れている光景を見ることができます。
個人的には鴨が紅葉を楽しんでいる風景が好きかも。
赤いもみじが浮かぶ池を楽しそうに泳ぐ鴨。
鯉!
わかりにくいけど亀。気持ちよく泳いでいるよ。
鴨や亀たちが桜や紅葉など四季の移ろいをゆったり楽しんでいる姿が見れますよ。
4:水辺と橋
園内は男滝から流れた水が小川となって流れています。
見ているだけ涼し気です。
小川にかかる橋。木の欄干が趣深い橋です。

こんな感じの橋好きなんですよね~♪
お散歩の途中にこういう木陰の休憩所が嬉しいんです。のんびり座って都会にいることを忘れるくらいぼーっとしたくなります。
5:存在感のある薬医門
名主の滝公園には正門と薬医門と二つ入り口があります。
個人的には王子駅寄りの薬医門から入るのがおすすめ。
冬の薬医門。
王子駅から歩いていくと薬医門があらわれます。その正面に立ってどっしりした存在感を堪能、そして門をくぐると現れるたくさんの緑と大きな池。
心に涼が溢れ出します。
ちなみにこちらが正門。
薬医門と正門の間の道沿いには風情のある竹垣があります。
この竹垣は、名主の滝公園の近くにある専門学校「中央工学校 造園デザイン科」の学生さんたちが補修工事したものです。

6:高台に生い茂る木々
斜面に生い茂る木々を小川が流れる低地から眺めると圧巻です。
園内にある案内版。名主の滝公園にはたくさんの野鳥が生息しています。
樹林の野鳥
樹林に棲む野鳥は、梢、林内、林内下部、地上など、それぞれ好みに応じて、種類ごとに、また季節ごとに棲み分けています。なおこの樹林は春秋の渡りの移動ルートとして貴重で、珍しい渡り鳥が見られることもあります。
木々を見上げると鳥が気持ち良さそうに空を舞っている姿を見れますよ。
7:斜面を歩く
名主の滝公園は高低差がある公園です。管理施設の方に高低差がどれくらいあるか聞いたことがあるんです。
男滝が8mでその上にも階段があるからおそらく10m以上あるんじゃないかと言っていました。
登りがいのある階段です。
高台にもベンチが。
高台からの景観。

8:名主の滝公園の紅葉は圧巻!見ごろはちょっと遅めの12月上旬から中旬くらい

名主の滝公園の紅葉は圧巻の美しさです。


陽があまり当たらないからなのか、紅葉の見ごろは王子の他の場所より少し遅い傾向にあるような感じです。
2020年と2022年の紅葉の様子は下記の記事を参照していただけたらと思うのですが、どちらも12月17日の様子です。
王子には音無親水公園や飛鳥山といった紅葉スポットがありますが、他のスポットより少し紅葉の時期が遅くなるからなのか人が少な目で名主の滝公園の紅葉は穴場かと思いますよ(・∀・)イイネ!!。
2022年の名主の滝公園の紅葉の様子↓

こちらは2020年の名主の滝公園の紅葉の様子です↓

9:園内からはいけないもう一つのレトロな名主の滝公園

名主の滝公園の高台に施錠された扉があります。扉の向こうにはもう一つの名主の滝公園があるんですね。
グーグル上では「北区立 名主の滝公園 児童コーナー」との名称。
正門から名主の滝公園を出て三平坂を登って名主の滝公園をぐるっとまわるとたどり着けます。
昔ながらのレトロ感のある牧歌的な公園ですよ。

名主の滝公園の地図&施設
名主の滝公園の園内マップ
園内地図です。
名主の滝公園の茶室と緑蔭亭・洗心亭(集会施設)
正門入ってすぐの場所に茶室と集会施設の緑蔭亭・洗心亭があります。午前9時から正午,午後1時から4時の半日単位での利用できます。
男滝の脇にある茶室↓
この風情ある門をくぐって茶室へ。

区の施設だけあって利用料はとっても安いんです。例えば茶室は区民だと半日利用で1,230円!
■利用料
区民の方 一回(半日) 茶室1,230円,集会室740円
区民以外 一回(半日) 茶室1,840円,集会室1,110円
*記事制作時点
名主の滝公園へのアクセス
利用時間・休園日
・利用時間:午前9時から午後5時まで
*7月15日から9月15日は午前9時から午後6時まで
いずれも入園は閉園の30分前まで
・休園日:12月29日から1月4日まで
・滝・流れ清掃日:第2・4月曜(5月から10月)、第4月曜(11月から4月)
出典:北区役所公式サイト
アクセス
住所:東京都北区岸町1丁目15−25
・JR王子駅/南北線王子駅から徒歩10分程度
・都電荒川線 王子駅前から徒歩12分程度
駐車場はないので、車で来た場合は近くのコインパーキングへ。
王子の魅力がたくさん詰まったおすすめお散歩ルート!
JR王子駅の北口改札を出て音無親水公園方面に。

外に出たら線路沿いを右にずっと進んでいけば名主の滝公園に着きますが、このルートが散歩にはおすすめです。
駅前には音無親水公園がすぐ近くに。そして改札を出て権現坂までの間にはグルメスポットがたくさん。おでんで有名な平澤かもぼこ店や玉子焼きで有名な扇屋、そして昨年オープンしたばかりですが、本場香港の味が楽しめる香港燒臘などがあります。
- 平澤かまぼこ
- 扇屋
- 香港燒臘
- ラッコズニューヨークスタイルピザ
そして権現坂を超えてすすんでいくと、久寿餅やあんみつで有名な石鍋商店や王子稲荷神社などがあって、王子駅北口から名主の滝公園までは歩いて10分ほどですが、王子の魅力がたくさん詰まってます。
- 王子稲荷神社
- 石鍋商店

名主の滝公園周辺のおすすめランチ
名主の滝公園でゆっくり癒された後は、王子のおすすめランチが食べられるお店の紹介です!
GREEDY FOX BURGER

王子で肉厚でジューシーなハンバーガーが食べられる人気のお店!

赤いどうくつ

王子駅からすぐの老舗のスパゲティ専門店「赤いどうくつ」!

Trattoria MINORI(トラットリアミノリ)

”日本の旬を楽しむイタリアン”をテーマにしたイタリアン。


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