
天然記念物として東京都指定文化財となっている王子神社の大イチョウ。
大正13年の実測によると、目通り幹囲は6.36メートル、高さは19.69メートルであったそうです。
高台にある王子神社、その端の崖の上にある大イチョウ。麓の音無親水公園から見上げる姿は圧巻です。また明治通りの坂道からも大イチョウが見えますよ。個人的にオススメなのは飛鳥山のエスカルゴの山頂駅からの大イチョウの眺めです。
東京都指定天然記念物 王子神社の大イチョウ!

大イチョウの前にある東京都教育委員会による説明版です。
音無川(石神井川)左岸崖線の肩の部分に一際高くそびえ立つ大イチョウです。
幹囲5.2M、樹幹の先端部は欠損していますが、高さは24.2Mあり、全体的にはほぼ自然樹形を保っています。
王子神社の創初については、飛鳥山公園内にある「飛鳥山碑」(都指定有形文化財・古文書)に書かれています。
それによれば、元亨(げんこう)年間(1321~24)に豊島氏が勧請したことが始まりとされていますので、その頃にこのイチョウが
植えられたとすると、600年近い樹齢と考えられます。戦災によって王子神社の社殿や太田道灌が雨宿りをしたという伝説を持つシイの
大木など多くものものが失われた中で、このイチョウは生き延び、今も高台から東京の街の移り変わりを静かに見つめています。
基本情報
名称 | 王子神社の大イチョウ |
---|---|
所在地 | 東京都北区王子本町1-1-12(王子神社内) |
地図 | |
アクセス | JR王子駅北口から徒歩3分 |
王子神社 | ▶王子神社は北区有数のパワースポット。御利益は開運除災と子育大願で魅力を徹底紹介! |
大イチョウがある王子神社

この一帯の「王子」という地名の由来になった神社で、都内で年内最後の開催となる酉の市がおこなわれます。御利益は開運除災(厄除け、家内安全、運気回生)や子育て大願。緑あふれる境内の雰囲気は北区有数のパワースポットです。
・王子神社の特集記事↓

黄葉の見ごろ
見頃は11月ですが、12月初旬でも楽しめます。大イチョウは黄色く色づいた姿はとてもキレイですよ。
大イチョウの黄葉のレポート!
こちらは2021年12月の紅葉の様子のレポートです!
王子神社の大イチョウの本日の様子です。
王子神社の境内から見に行ってみると、だいぶ散っています。
王子神社の大イチョウは、東京都指定文化財(天然記念物)です。
イチョウの葉で埋め尽くされていますね。
そして、こっちは音無親水公園側から見た大イチョウ。
まだまだ、たっぷり黄色の葉がついていて、風が吹くとゆらゆらの散りゆく姿がキレイでした。
大イチョウのお隣さんは真っ赤!
鮮やかですね。

王子神社の大イチョウ周辺でおすすめのグルメ
■GREEDY FOX BURGER

王子で大人気のハンバーガーのお店。つなぎを使わないビーフ100%のパティは、一口食べれば肉汁溢れてお肉の旨味をたっぷり堪能できますよ。

■赤いどうくつ
王子駅前にある1983年に開店した老舗のスパゲティ専門店。みちょぱのお母さんがアルバイトしていたお店としても有名です。

あわせていきたい王子神社周辺のスポット!
王子神社の大イチョウがある王子駅周辺は、徒歩10分圏内に歴史や風情を感じさせるスポットがたくさんあります。あわせて散策を楽しんでみては!
名主の滝公園

名主の滝公園は、都内でも数少ない8mもの落差のある滝があります。低地から高台にかけて広がっている公園なので、高低差がありちょっとしたハイキング気分も味わえますよ。緑あふれる水辺や大きな池のある風光明媚な公園です。

王子稲荷神社
王子稲荷神社は、東国三十三国稲荷総司との伝承を持っていて、民話『王子の狐火』や落語『王子の狐』でも有名です。

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