十条仲原2丁目にある単身者向け賃貸住宅「Well-Blend十条」が『2024年度グッドデザイン賞』を受賞したみたい。
プレスリリースがでてました。
Well-Blend十条の場所↓
住所は、東京都北区十条仲原2丁目14−19。
こちら↓
「Well-Blend十条」には以前赤マガでも紹介した「パーソンズ・コーヒーハウス」があります。
グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会の主催で、毎年デザインが優れた物事に贈られる賞。
Well-Blend十条は、入居者が利用可能なコモンスペースと街に開かれたパブリックスペースであるカフェを併設した単身者向けの集合住宅。閉ざされた印象を与えることの多いワンルームマンションが街と混ざり合うことを目指してつくられたそうな。
以下、プレスリリースにでてたグッドデザイン賞審査委員のコメントです。
〈グッドデザイン賞審査委員による評価コメント〉
東十条駅から徒歩10分程の場所に位置する133戸の単身者向けの集合住宅。周辺環境は低層の住宅地であり、地域住民との関わりや居住者同士の程よい交流の場として一階をカフェとし、内部から外部の街まで人々のアクティビティが滲みだす場を、窓や屋内外の家具を丁寧にデザインすることで創出した優れた計画である。住戸の中のみで完結しない暮らしを拡張させる試みは大変素晴らしい。「働く」「集う」「食べる」等の機能に着目し、それぞれの機能の質の向上を目指し、今後も人々の暮らしや地域をより良くしていく姿勢が期待されるところである。(原文ママ)
〈デザインを実現した経緯とその成果〉
従来の単身者向け集合住宅のような個室の中で完結する住まいには無い、ワンルームでの暮らしを拡張する機能として、「働く」「食べる」「集う」等の多様な機能を受け入れる場を計画。入居者のみ利用できるコモンスペースと地域住民も利用できるパブリックスペースを一体的な空間としてプランニングすることで、入居者と地域住民が混ざり合い、程よい距離感の交流が生まれる場を目指した。本物件では運営パートナーと連携し、パブリックスペースをカフェとして運営。入居者は健康的な食事を優待価格で摂ることができ、地域住民は街の新たなサードプレイスとして利用できる。さらに運営パートナーにとっては、入居者という固定客が一定数いることから新たなビジネスモデルや新商品を試すマーケティングの場などのビジネス機会の創出にも繋がる。このようにハード・ソフトが連動した計画とすることで、「三方よし」の持続可能な運営モデルを構築した。(原文ママ)