宮部みゆき先生の時代小説「ぼんくら」に北区王子が出てきました。
「ぼんくら」は江戸・深川の鉄瓶長屋が舞台。とある事件をきっかけに、次々に消えていく長屋の住人を不審に思った見廻り方同心・平四郎は、独自に事件の裏を調べ始める…。
北区王子が出てくるのは、鉄瓶長屋の持ち主である築地の大店・湊屋の娘が王子の七滝に行った帰りに王子の茶屋で腹違いの妹に声をかけられ…という場面。
「みすずが、今年の春先に王子の七滝を見物に出かけたとき、立ち寄ったお不動様門前町の茶店の小女に「姉さん」と声をかけられ、怒りのあまりその小女の顔を平手で打った…」
(引用:「ぼんくら」(上)p. 198 (講談社文庫 2023年6月14日 第60刷発行))
王子の七滝は、権現の滝、不動の滝、稲荷の滝、名主の滝、大工の滝、飴屋の滝、見晴の滝の7つ。
現存するのは名主の滝のみ。
場所はこちら。
住所は東京都北区岸町1丁目15−25です。
江戸時代末期には、築地から王子まで、ちょっとした小旅行だったのでしょう。
王子の街を散策してスイーツを食べる、江戸時代も現代も楽しみ方は同じだなぁ、そんなことを考える機会となりました♪
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