北区民の憩いの場『飛鳥山』。
そんな『飛鳥山』に由来する場所を北海道で見つけました。
その名もズバリ!
『飛烏山公園』
さっそく見てみましょう♪
『飛烏山公園』の場所
飛烏山公園は札幌市の東に位置する江別市にあります。
住所は北海道江別市緑町西2丁目11です。
ちなみに標高は17.5メートル。北区にある飛鳥山は25.4メートルです。
ほんとに北区由来なの?
調べてみると、江別市の『飛烏山公園』は北区の『飛鳥山公園』が名前の由来になっているそう。
1887(明治20)年5月、琴似屯田兵村から転任した屯田兵第三大隊長である野崎貞次少佐が「東京の飛鳥山に似たところがある」ということで、この地域を『飛烏山』名付けたものである。
東京の飛鳥山とは、(中略)東京都北区王子にある飛鳥山のことである。
(参考:江別工業団地だより「ついしかり」令和4年1月17日 vol. 154、p.17)
野崎少佐は北区の飛鳥山をどのように知ったのでしょうか。北区近辺に住んでいたことがあったのかな。
江別市の歴史
ここで江別市の歴史を少し。
江別の地名の由来はアイヌ語の「ユベオツ」(サメのいる川)または「イブツ」(大事な場所への入口)が語源なんだそう。
1871(明治4)年、宮城県から21戸76人の農民が江別に入地したのが始まり。1878(明治11)年に屯田兵10戸56人が移住し、江別村が誕生。その後は各地から屯田兵が入地し、着々と開拓が進められたそうです。
北区は鳥(トリ)江別市は烏(カラス)
さて皆様、そろそろお気づきになられましたでしょうか?
そう!googleマップ上の江別市の『飛烏山』は、鳥(トリ)じゃなくて烏(カラス)なんです。
従来、北区では「飛鳥山」(トリ)が名称として使用されていたものの、本郷通りに市電として路線が敷かれた際、停留所に「飛烏山」(カラス)が使用されたことがあるそう(参考:北区の部屋だより 第135号 2020年11月発行)。
想像するに、野崎少佐はこのころ何らかの理由で王子近辺に滞在しており、この市電を利用し、「あすかやま」の名称をカラスと認識したのではないかと。そして、北海道で似た山に「飛烏山」と名付けたのではないでしょうか。
なんだか歴史のロマンに触れた気がして、ワクワクしちゃいますね。
北海道に行く機会があれば、是非訪れたい場所です。
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