赤羽ララガーデンで3代続く不動産屋“日建ハウス”の松下です!
初めまして、赤羽ララガーデンで代々家族で不動産屋を営んでいる日建ハウスの3代目の松下裕也と申します!
赤羽マガジンさんで赤羽の不動産事情のコラムを書かせていただくことになりました!
今回は、地場の不動産屋が赤羽に多い理由をお話できたらと思います。
「赤羽は都心と違って昔からの不動産屋が残っていますよね。」とよく言われます。
2019年「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2019」では、赤羽は第1位に輝いたり年々赤羽は人気が高まっています。
それは家賃の相場にも表れていて、年々上昇、新しく開業したい飲食店さんなんかは、入りたくても物件がないという状況が長く続いています。
そんな赤羽にはたくさんの不動産屋があるのですが、他の町に比べて昔から営業されている個人経営の老舗の不動産屋が多く残っています。
「赤羽は地域柄、昔からの不動産屋が残っていますよね。都心部とはまた違う色でちょっと特殊ですよね」
僕が、不動産屋で働き始めたときによくこんなことをいわれたものです。
赤羽に地場の不動産が多い理由
赤羽に昔ながらの地場の不動産屋さんが多い理由を自分なりにご紹介したいと思います。
1:赤羽は昔からの地主さんが多い土地柄なんです。
実は赤羽は昔からの地主さんがともて多い土地柄なんです。(昔、畑や農地のところは地主様が多いとか)
地主さんたちは、昔からの土地を先代から引き継ぎ今日まで管理されています。
例えば赤羽駅周辺の商業ビルの土地などは、ほとんど昔からの地主さんのものだったりします。(もちろん岩淵、志茂付近にもたくさんの地主さんが)
そして、昔からの地主さんは、特に地元の不動産屋の特徴をよく理解しています。
そのため地主さんが土地の管理等やアパートやビル、マンションの管理や仲介の相談などで、昔から営業されている不動産屋を利用することが多く、それが、老舗不動産が多く生き残っている要因の一つだと思われます。
赤羽の大地主の伝説エピソード!
昔からの大きな地主さんは赤羽駅から自宅まで徒歩15分くらいのところをすべて自分の所有する土地を通って自宅まで帰れるという話があるほどです。笑
また、自分の住んでいる土地の中にはお家が1軒だけではなく2軒、3軒とお家が建っていたりします。凄いですよね!
2:地域密着型という不動産屋スタイル
僕が考える地場の不動産屋さんの特徴はいくつかあります。
・サービスの質を重視。狭く深く
管理をお願いされても断る不動産屋が多いこともしばしば・・・。
やはり地域密着型の不動産屋なので昔からの親族経営や少数人数でやっている関係で、今ある大家さん達に対してサービスのパフォーマンスが低くなってしまう可能性があることを危惧していることなども理由の一つ。
・物件の近くに地場の業者がいるときのスピード感!!
地場の不動産屋の特色とも言えるかもしれませんが、修理やトラブルの時に管理している不動産屋がすぐ駆けつけて現場を見ます。
そして、すぐ必要な処置を判断して、水道屋さんや電気屋など修理してくれる専門業者様を手配。
また、修理する業者も地元の業者に依頼することが多いので、緊急時には速やかに応急処置をして修理の段取りをすぐにしてくれるというメリットも!
工務店や修理業者様とも昔から地場でやっている業者さんとの結びつきが大きいので、迅速な対応がとれます。
そのため、入居者さんや地主さんの満足度を得られ、地場の業者が生き残っていける要因になるのかなと思います。
・コミュニケーションの重視
赤羽にある老舗の不動産屋さん達は、地域密着型のスタイルをとって、地域の方々とのコミュニケーションをとても重要視していると思います。
コミュニケーションをとることで、大家さんや入居者さんと距離が近く親近感があり、様々な情報を発信することが可能です。
「あそこのお店美味しいよ!」や「あそこのスーパーは20時以降半額になるよ!」などなど笑
このような情報は住み始めたばかりの街で見つけるのは大変ですが、老舗の不動産と気軽にコミュニケーションをとれて、穴場情報や目からウロコの情報などを簡単にGETできます。
そのような情報を手に入れることができてくると、街のことがより知り、入居者の満足感や住みやすさに繋がってくるのかなと思います!
3:赤羽、下町のような人情ある粋な街のおかげ
赤羽という街は、昔ながらの粋なお店が多く存在し、個人的には下町の雰囲気をとても感じます。そんな赤羽で育った僕は、この町が大好きです。
下町だからといって、老舗の不動産とどんな関係があるの?と思われますが、下町特有の地域との交流や商店街との繋がり、そのような点が入居者さんや大家さん、不動産屋との良い関係性が構築され、地域密着の老舗不動産が残っていると思っています。
松下 裕也
日建ハウス工業株式会社(公式サイトはこちら)
先代である祖父が経営していた日建ハウスを、体調が崩れてしまった祖父の代わりに働き始めたのが不動産業界に働き始めてきっかけです。
親切心をモットーに、お客様に満足できるような接客ができればいいなと思っております。