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北区でお店や会社をやってる方は必見!北区内の小規模事業者への融資が利用しやすい制度って?東京商工会議所北支部に聞いてみた-赤マガコラボ-

こんにちは!赤羽マガジンゲストライターのまおみです。
突然ですが、北区が令和4年4月1日から『マル経融資(小規模事業者経営改善資金)の利子補助制度』を開始したことをご存知でしょうか?

マル経融資(小規模事業者経営改善資金)の利子補助制度
出典:北区役所

この融資制度、小規模事業者さんにとっては、ものすごくありがたい制度。

でも『マル経融資(小規模事業者経営改善資金)の利子補助制度』と聞いても、一見堅苦しい言葉が並んでいます。

興味はあるものの、え!何それ?難しそう?と、感じてしまうわたし。

今回、赤マガ編集員さんと一緒に「商工会議所」の方に制度の説明をわかりやすく教えていただきました。

商工会議所に行くのは初めて!ちょっと敷居が高そうでドキドキ・・・。
赤羽マガジン編集員
赤羽マガジン編集員
怖そうな人だったら、どうしよう・・・笑

商工会議所に行ってみた!

「商工会議所」は北区のみなさんご存知、北とぴあの12階にあります◎

「商工会議所」は、わたしにとってはすごく敷居の高い場所のように感じます。。いったいどんなところなんだろう。

東京商工会議所 北支部

なんにも悪いことしていないのに、入るのになぜだか緊張(笑)。

…ですが、勇気を出していざ入室!

職員の小澤さんに話をうかがいました

今回知識ゼロのわたしに、制度の説明をしてくれた方はこちら。
小澤

優しい笑顔がチャームポイントの小澤さんです♪

優しそう~♪話やすそうな方でよかった~♪

マル経融資とは?

『マル経融資の利子補助制度』について教えていただく前に、まずは『マル経融資』という制度について説明していただきました♪

マル系融資とは日本政策金融公庫の融資制度で、商工会議所が小規模事業者さんからの申し込みを承り、日本政策金融公庫に推薦を行うことで融資を受けられる制度です。

マル経融資にはこのような大きな特徴があります。

保証人(法人の場合は代表者の個人保証も)、担保が不要

低金利(※1.22%)で最大2,000万円まで融資を受けられる

商工会議所のサポートを受けられる

※2022年7月1日現在

無担保・保証人なし・低金利で融資が受けられるなんて、びっくり!
赤羽マガジン編集員
赤羽マガジン編集員
個人保証がつくと二の足を踏んでしまう方もいらっしゃると思いますが、これは事業者の方にとっては安心だし、資金調達しやすいですね。

返済期間は、借入目的によって変わってきます。

「運転資金」なら7年以内(据置期間1年)、「設備資金」なら10年以内(据置期間2年)となります。

あくまでも事業資金としての融資になるので、生活費などに使うのはNGですよ。
赤羽マガジン編集員
赤羽マガジン編集員
返済期間も十分あるので、商売をしっかり発展させたい方にはとてもありがたいのではないでしょうか。

融資の対象となる人は?

では、どういった方が融資の対象となるのでしょうか?

マル融資はもちろん、誰でも申し込めるというわけではありません。

以下の条件をすべて満たす方が対象となります!

1:従業員20人以下(宿泊業と娯楽業を除く商業・サービス業は5人以下)の法人・個人事業主

2:商工会議所の経営・金融指導を受けて事業改善に取り組んでいる

3:最近1年以上、同一会議所の地区内で事業を行っている商工業者であり、日本政策金融公庫の融資対象業種を営んでいる

4:税金(所得税、法人税、事業税、住民税等)を完納している

赤羽マガジン編集員
赤羽マガジン編集員
一瞬いろいろ条件があるように思いますが、1年以上北区で商売をされている小規模の方ならほぼ対象になりますね。
自分のお店が対象になるか不明な場合には、まずはお問合せください。

フリーランスは対象外??

企業と業務提携を結び、フリーランスでライターをしているわたし。

このような働き方は、融資の対象外でしょうか?

いえいえ、そんな事はありません。フリーランスの方でも上記の条件を満たしてれば融資の対象になりますよ◎
これは嬉しいですね。フリーランスで働きながら自分の仕事をより発展させたい時などに利用できそうですね。同じくフリーランスで活動している友人にも教えてあげたい!

*「開業届」を税務署に提出し、事業所得として確定申告をしている事が前提条件となります。

申請に必要な書類は?

なにかの申請をする時って大量の書類が必要になりますよね。

マル経融資を申し込む際には、なにを用意すればいいのでしょうか?

最終的に必要な書類は正直たくさんあります。

ですが初回の面談では、法人のお客さまには「直近の決算書」、個人であれば「確定申告書」と「青色申告の決算書」を持ってきていただくようお願いをしています。

最終的に推薦の方向で話が進んだ時に、必要書類を商工会議所からご案内する流れになっています。

あの~事業計画書は必要ですか?書いたことないし、正直わたしに作れる気がしません…
事業計画書が無くても大丈夫です。もし必要になった場合には、計画書の作成のサポートまでさせていただきます!ご希望があれば、中小企業診断士や税理士といった専門家の先生方のサポートを受けていただくことも可能です(もちろん無料です)
それは心強いです!事業計画なんて作ったことがないので、一緒に作っていただけるのはホントありがたいですね!
赤羽マガジン編集員
赤羽マガジン編集員
サポート体制がバッチリで、普段は商売に忙しくて計画書なんて作ったことがないなんて方も安心ですね!

入金までにかかる時間は?

申し込みをしてから入金までは、どのくらいの時間がかかるのでしょうか?
おおよその目安ですが、申し込みをしてから入金までは1ヶ月を目安にしていただければと思います。マル経融資は「商工会議所」→「日本政策金融公庫」という流れで書類を提出するので、どうしても少し時間がかかってしまうんです。

でも正直もっと時間がかかると思っていました!

利子補助制度って?

では、いよいよ本題の『利子補助制度』について、説明をしてもらうことに。

マル経融資(小規模事業者経営改善資金)の利子補助制度

『利子補助制度』とはマル経融資を利用した際にかかる利息を、北区が3割補助(3年間)してくれる制度のことです。

この制度は、都内の13区ではすでに開始していました。

東京商工会議所北支部が長年、北区でも『利子補助制度』の導入を要望し続けた結果、その要望がやっと認められ、2022年4月から制度をスタートすることができました!

利子補助の対象者は?

マル経融資の対象者は、全員、利子補助制度を受けることが出来るのでしょうか?

マル系融資の対象となる事業所さんの中で、2022年4月以降、東京商工会議所に『マル経融資』のお申込みいただいた方が対象となります。

基本的にマル経融資が使える方は、この『利子補助』も利用可能です◎

現在すでにマル経融資をご利用中の事業所さんも、借り換えのタイミングでご相談いただければ『利子補助制度』を使える可能性があります!

『利子補助制度』が利用できるのかを知りたい方は、まずはお気軽にお問合せください!

『利子補助制度』を利用できるのは“通常枠”を利用の方のみで、“別枠(コロナ対策)”をご利用中の方は対象外となります。

具体的に補助してもらえる金額を知りたい!

説明だけでは正直あまりイメージが湧かないので、補助してもらえる金額をシュミレーションとして出していただきたいです!

分かりました!資料をお出しいたしますね。

こちらが「2,000万円」の融資を受けた際の利子補助金額のシュミレーション画像になります。

じゅ、15万円!?そんな補助してもらえるの!?


▲驚きのあまり、資料に釘付け。

利子補助制度を利用せずに2,000万円の融資を受けた場合、返済期限が5年だと「62万5,250円」の利息が発生します。

ところが!!!同じ融資金額でも、利子補助制度を利用すると利息は「62万5,250円」→「46万8,425円」に!!

なんと、15万6,825円分も利息を負担してもらえるんです!

この制度を色々な方に知ってもらい、ぜひ活用していただきたいです!!
本当にありがたい制度なので、気になる方はお問合せしてみて下さい!

相談は予約制?

職員の方にマル経融資のご相談に乗ってもらいたい時は、電話予約をすればいいのでしょうか?
事前予約制でお願いしていますので、事前にお電話でアポを取ってもらってから商工会議所にお越しいただければと思います。

飲食店を経営されている方などで中々外に出れないという方は、こちらから忙しい時間帯を避けてお伺いすることも可能です◎

え!わざわざ来てくれるんですか!?
そうなんです!じつは職員4人、自転車で北区内を走り回っています(笑)。
え、自転車で走ってるんですか!? なんとありがたい…。今度見かけたら声をかけますね!(笑)。

取材を終えて…

そして取材終了後、訪問の予定が入っていた小澤さん。

今日も北区の事業者のため、自転車で北区内を駆け回るそうです!

がんばれ!小澤さん

マル経融資以外でも、私たちの生活を支えてくれる制度はたくさんあります。
皆さんの頭のほんの片隅にでも、今回のお話が残ると嬉しいです!
そして何度も言いますが、商工会議所は敷居の高い場所ではありませんでした!(笑)。
困った時は職員の方々が助けてくれるので、1人で悩むまずにまずはお話しを聞きに行ってみて下さい♪

東京商工会議所 北支部
〒114-8503
北区王子1-11-1
北とぴあ(12階)
TEL:03-3913-3000
FAX:03-3913-6360