日本でのコインランドリーの歴史を紐解くと、北区が深く関わっていることを発見♪♪♪
早速見てみましょう!
日本初の営業用コインランドリーは赤羽台団地にあった
1962年(昭和37年)、赤羽台団地は東京23区内としては初めての大規模団地として造成されました。
1963年、赤羽台団地に日本初の営業用コインランドリーが誕生します。この店はコイン式洗濯機4台、乾燥機8台とかなり立派なものだったようです。
翌年、1964年と言えば、東京オリンピックが開催された年。テレビ、洗濯機、冷蔵庫のいわゆる「三種の神器」が一般家庭に普及した時期でもあります。日本の高度成長期の勢いが偲ばれますね。
同年(1964年)に公開された日本映画「団地七つの大罪」は、全編に渡って赤羽台団地が舞台です。文字通り、団地での七つの罪が映画のテーマで、7番目の罪〔文明の罪〕では、団地に設置されたセルフ・サービス・クリーニング機(コインランドリーのこと)が出てきますよ。
銭湯併設型のコインランドリーは加賀浴場(王子)から
洗濯機や乾燥機は、給排水設備や熱源の確保が必須なため、銭湯の一角に設置されるようになりました。当初は脱衣所など銭湯の一角に設置されるケースが主流で、銭湯の利用者が銭湯に入りに来たのと一緒に洗濯物を洗っていました。
その後、銭湯の中庭をつぶしたりしてスペースを作り、銭湯の一角に置いていた洗濯機を銭湯の外に置き、併設型にするようになりました。併設型にすることで、銭湯の営業時間外にも使えるようにするのが目的でした。これが大ヒットし、コインランドリーが爆発的に広がったとか。
そしてなんと、このようなコインランドリーが併設されたタイプの銭湯、始まりは王子の加賀浴場の銭湯併設が有力な説なんだそうです。
加賀浴場は現在でも営業中。場所はこちら。
住所は東京都北区王子本町2丁目23−9です。
加賀浴場の大きな看板が見えます。
加賀浴場のビルの一階にコインランドリーがありました!
「コインランドリーの由来」が書かれています。
年季の入った洗濯機がずらっと並んでいます。SANYOだ!
コインランドリーの歴史を通して、1960年代の高度成長期の日本を垣間見ることが出来ました。
現在、コインランドリーは大型店舗が人気ですね。土地の有効活用として、アパート経営や駐車場のようにコインランドリー経営される方も多いのでは?
これからコインランドリーはどのように進化していくのでしょう。赤羽でその変遷を見守ってみたいと思います♪
参考:
株式会社美和電化の公式㏋
住生活新聞 2020.3.20の記事
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