滝野川第三小学校の火災を受けた対応について、北区のやまだ区長が記者会見で、テレビ朝日の「保護者からは、改築ではなく改修の方が費用面、期間面でいいのではないかという声がある」との質問に答える形で、改修ではなく改築を選んだ理由を説明してますよ。

まず前提として、滝野川第三小学校は、もともとリノベーション校として、令和8年度に調査、令和12年度にリノベーション完了というスケジュールで位置づけられていた学校だったとのこと。
一方で、4階の火災部分の損傷が激しかったことに加え、躯体部分の耐久性や耐震性を詳しく調査するには期間が必要になることから、これまで想定していたリノベーションの想定期間よりも調査の期間が長くなること、そして費用面も変わってくることを説明。
さらに、リノベーションでは基本的には今の形を残した形でどのようにより良い環境にするかということを踏まえ、安全面や期間、リノベーションと改築の期間がほぼ変わらなくなることなどを総合的に考え、改築案を提案したとしています。
また、先週末(記者会見7月17日時点)に警察から現地調査ができるとの報告を受けたことを明らかにしていて、今後、躯体がどのような状況になっているか詳しく調査していくとのこと。そのうえで、「早くやっていくこと、それから安全につくっていくこと、この考え方の中でいくと、やはり改築が安全に、そして確実に、スタートもすぐ切れるということもありましたので、そういった考え方から改築案を提案をさせていただいております。」と話してます。
一方で、区長は保護者説明会について、「改築という結論に至った経緯や比較の説明が十分ではなかった」と感じていると話していて、今後は資料などを示しながら、より丁寧に説明していく考えも示しました。

建通新聞社から改築のスケジュールについて質問されると、「具体的なスケジュール案につきましては、今の段階ではまだ公表できていない状況」と回答。改築計画は「しかるべき時に発表していきたい」としました。
また、改築については「主に一般的に5年かかります」としながらも、「もう1日でも早く使えるようにしていきたい」という思いがあると話す区長。
やっていく工程がある中で、どういったところを縮めることができるかっていうことも含めて、 これまでの改築とは違った形で少しでも早く活用ができるような方針でいきたいっていうことは検討の中では挙がっているとのこと。
具体的な形は現段階では話せないが、そういう思いで対応していきたいと考えてるとも話していました。
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■ 北区公式YouTube(記者会見)
詳しく知りたい方は、北区公式YouTubeの記者会見動画もあわせてご覧ください。
※この記事で紹介した内容は、35分14秒ごろ(改築を選んだ理由)と42分44秒ごろ(改築スケジュールについて)の質疑応答で語られています。
■ テレビ朝日との質疑応答(全文)
【質問者・テレビ朝日】
テレビ朝日のアサヒナです。まず 1 点目で、校舎に関しては、今建てかえ改築検討されているということなんですが、保護者の方からは、改築ではなく改修の方が費用面、期間面でいいのではないかっていう声があるんですけど、そちらはどうでしょうか。
【やまだ区長】
はい。仮校舎の検討とともにですね、発災直後から教育委員会と区として改築なのかリノベーションなのかということでさまざま検討してまいりました。で、まず私も現場を確認しましたが、4 階の火災部分についての損傷が激しかったこと、そのこととともに、さまざまな子どもたちへの対応、もともとですね、滝野川第 3 小学校はリノベーション校として令和 8 年度今年度調査、そして令和 12 年度にリノベーション完了というスケジュール感で考えていた、位置づけられていた古い学校なんですね。
なので、そういった状況を踏まえて、子どもたちの安全確保をしていく。リノベーション後もしくは改築後、どのような形で安全を最優先にしていくことができるかっていうこと。特にその躯体部分の耐久性、耐震性ということが躯体とコンクリですね。それがどこまで耐えうるのか、どこからどこまでが使えて、どこまでが使えないのか、こういったことを調査していく、詳細の調査をしていくとなると、それなりの期間が(必要になるため)、これまでの想定していた、リノベーションの想定期間よりも調査の期間が長くなること、そして費用面ももちろん変わりますし、それからリノベーションですので、基本的には今の形を残した形でどのようにより良い環境にするかということですので、例えば周辺の道路付けですとか、環境を変えていくことは想定はできません。
そういったトータル的なことを考えたときに、安全面、それから期間、リノベーションと改築の期間がほぼ変わらなくなる。そういったことを踏まえまして、改築案を保護者の皆様や区民の方々にお示しをした考えであります。詳細の調査、先週末、やっと警察の方から現地の調査ができるということで報告を受けておりますので、具体的にどこまでこう、躯体がどのような状況になっているかってことは、これからきちんと調査をしていきたいと思いますが、私たちの考え方の中ではですね、早くやっていくこと、それから安全につくっていくこと、この考え方の中でいくと、やはり改築が安全に、そして確実に、スタートもすぐ切れるということもありましたので、そういった考え方から改築案を提案をさせていただいております。
ただ、私も保護者会 1 回目の保護者会も参加しまして、保護者の方々のご理解というのは、その辺の経過をですね、もっともっと丁寧に説明した上で、改築です(という結論に至った経緯や比較の説明が)ということが十分ではなかったっていうふうに感じておりますので、そこはこれからも引き続き、保護者や区民の方々に、より丁寧に情報、資料を提供させていただきながら、ご理解をいただくための努力を誠心誠意行っていきたいというふうに考えています。
【質問者・テレビ朝日】
すみません。もう 1 点、警察の捜査が進んでいる中なんですが、責任の所在については捜査中ということなんですが、今後、費用について、音楽教諭であったり、教員に賠償の請求をする話が検討されているか、出ているかどうかっていうのを聞かせてください。
【やまだ区長】
はい。まさにおっしゃるとおり、今、警察の捜査中でございますので、その捜査、また消防の調査結果を受けた段階で、しっかりと関係機関と相談、調整をしながら検討していきたいと思っております。そういった必要性、もしくはどのような対応が必要かということをまず検討していきたいというふうに思っております。なので、全て結果が出てからではないと、なかなか今の時点ではお答え申し上げるのが難しいです。
【質問者・テレビ朝日】
ありがとうございます。
■ 建通新聞社との質疑応答(全文)
【質問者・建通新聞社】
建通新聞社の大城と申します。よろしくお願いいたします。滝野川第三小学校の火災についてお伺いいたします。先程、旧清水小学校を改修して滝野川第三小の改築を進めていくというところだったと思うんですけれども、この滝野川第三小学校の改築というスケジュールのところはどういったふうに進める予定でしょうか。
【やまだ区長】
そうですね。具体的なスケジュール案につきましては、今の段階ではまだ公表できていない状況であります。まずですね、中の状況を調査をしましてということをやらなければならない。解体前にですね、確認をしなければいけませんので、そういったことを含めて今後、改築計画については、しかるべき時に発表していきたいというふうに思っております。現段階ではお示しできるものはありません。
基本的に、保護者説明会でも申し上げてきているのは、改築は主に一般的に 5 年かかりますっていうことはお伝えをさせていただいております。ただですね、もう 1 日でも早く使えるようにしていきたいという思いはあります。様々な学校改築に関しては、いろいろな地域の方のお声をいただくとか、いろんな工程がある、やっていく工程がある中で、どういったところを縮めることができるかっていうことも含めて、これまでの改築とは違った形で少しでも早く活用ができるような方針でいきたいっていうことは検討の中では挙がってはおります。具体的にこういった形で進めていきますということは、今の段階では申し上げられないんですが、そういう思いで対応していきたいと考えてます。
【質問者・建通新聞社】
わかりました。ありがとうございました。
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