ゲリラ豪雨が増えたり、台風の被害のニュースを聞いたりと水害リスクに関する関心も高まってる近年。赤マガ編集員も昨年、赤羽駅前でゲリラ豪雨に思いっきり会いました・・・
赤羽なう。半端ない雨と雷。 pic.twitter.com/F6sPw5PqYZ
— 赤羽マガジン (@akabanemagazine) July 24, 2024
こちらは昨年の赤羽ビビオ前の冠水の様子↓
赤羽ビビオ前、ゲリラ豪雨で冠水してる。 pic.twitter.com/eN32zFIOGf
— 赤羽マガジン (@akabanemagazine) July 31, 2024
ふと、北区洪水ハザードマップの荒川が氾濫した場合に想定される浸水継続時間を見ると、衝撃的で・・・

ちょうど、8月20日発行の北区ニュースでも防災特集がでるってことで、赤マガも北区役所の防災・危機管理課にちょいと話を聞いてみました。
危機管理室参事 藤野さん!

左が山田さん、右が高橋さん。



まずは、荒川が氾濫した場合、北区で想定される浸水被害のポイント!


まずは、「東京都北区洪水ハザードマップ~荒川が氾濫した場合~」のポイントをサッとまとめてみます!
ちなみに、「東京都北区洪水ハザードマップ」は、荒川流域の72時間総雨量632mmに伴う洪水浸水想定を反映したもの。


北区は2週間以上浸水が続く
浸水継続時間を見てみます。
まずは、50㎝以上の浸水継続時間の色分け。一番上のえんじ色が浸水が2週間以上続く地域を示すのですが・・・
見てください!北区の低地部のほとんどが50㎝以上の浸水が2週間以上続く区域になってます。
しかも、北区の低地部はお隣の足立区・川口市より圧倒的に浸水継続時間が1週間以上も長い!足立区は1日以上3日未満、川口市は3日以上1週間未満がほとんどになってます。
ちょっとびっくり。。。
低地部の多くは3m以上の浸水!5m以上浸水する地域も。
次は、想定される浸水の深さを見てみます。
浸水の深さで色分けされた北区の低地部の地図を見てみます。
主に浮間地区。ほとんど5m以上の浸水!
ということは、5m以上の浸水が2週間以上続くってことか。
赤羽から王子・豊島あたり。
多くが3m以上の浸水地域になってます。
尾久・田端方面。
見てきた通り、北区の低地部の多くは3m~5m以上の浸水が2週間以上も続くんだ・・・
そんな衝撃な事実の真偽を北区防災危機管理課に聞いてみた!
北区防災・危機管理課のみなさんに話を聞いてみました!







藤野さん:「東京都北区洪水ハザードマップ」にある通り事実です。北区の東側の低地部は、荒川と武蔵野台地の高台に挟まれているため、水が引きにくい地形になっているので、足立区や川口市と比べても浸水期間が長期にわたってるんです。



藤野さん:事実としては確かにそうなのですが、
高橋さん:そのためには、
藤野さん:水害リスク診断書とはご自身の住んでいる場所の水害リスクが一目でわかるもので、今年の5月に水害リスクが想定される約12万世帯に送付しています。荒川が氾濫した場合、ご自宅の1:浸水の深さ、2:水が引くまでの時間、3:荒川氾濫時に家屋が倒壊する地域かどうかがわかるようになっているんですよ。
高橋さん:ご家庭に届いている水害リスク診断書をまずは一度目を通していただきたいと思います。もし紛失されてしまった方は再発行させていただくので、防災・危機管理課(03-3908-8184)までお電話ください。



山田さん:ぜひお願いします。ご自宅の水害リスクを知ったうえで、万が一氾濫した時はどう避難するかも事前に決めてくことも重要になってきます。
藤野さん:北区の低地部にはおよそ20万人の住民がいて、高台に避難していただくことが基本になっています。高台の地域には20万人が避難するだけの広さは十分にありますが、避難場所として確保できてるのは約5万人ほどしかありません。





藤野さん:そのために、氾濫してからでなく、氾濫する前から避難行動を開始して欲しいと思っています。台風直撃の○○時間前になったら避難する場所をしっかり決めておけば、自分の身は守れるわけですから。
山田さん:今は台風の発達状況をだいぶ前から想定できるようになっていますよね。北区でも「北区防災ポータル」や「北区防災アプリ」でも情報を発信しています。氾濫する前に、自分がどう動くかを想定して、具体的にタイムスケジュールも設定して避難を開始していただきたいです。そして、そのご自身の避難を想定した行動を事前に決めるために、北区ではマイ・タイムライン講座を各地で開催しています。
高橋さん:マイ・タイムラインとは、避難先・経路、避難のタイミング等、あらかじめ風水害時の防災行動を決めた計画。マイ・タイムライン作成講座は直近だと9月12日(金曜日)に赤羽会館で午後2時~4時、10月27日(月曜日)は北とぴあで午後7時~9時に開催される予定になっています。


藤野さん:マイ・タイムライン作成講座動画もありますし、北区役所のwebサイトでは「北区マイ・タイムライン作成シート」や「北区マイ・タイムライン作成講座説明資料」をダウンロードできるようになっています。ぜひご活用ください。
*北区マイ・タイムライン作成講座の動画↓
高橋さん:またプッシュ通知により、緊急情報をリアルタイムで確認できる北区防災アプリもぜひダウンロードしてご活用ください。
みなさん:正しくリスクを知って適切に備えましょう。





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