北区役所の新庁舎の基本中間報告が発表されましたが、簡単にまとめてみました。
サッと読みたい人ように作ってますので、詳しく読みたい方は北区役所の公式サイトへ。
*図や写真はクリックしたらアップされます。

6つの基本コンセプト!
6つの基本コンセプトをサッとみてみましょう。
- 出典:北区役所公式サイト
まずは、庁内の機能について!執務フロアは職員のコミュニケーション向上&生産性アップを図る設計。また、社会情勢の変化を踏まえた部署配置の変更に柔軟に対応できるように、耐震壁を設けない設計にするそう。

へー!その日の気分によって働く場所を選べたりするんだ!すべての部署かはわからないけど、いいな~!
1:働く職員の満足と生産性向上
→ハピネスオフィス
2:高い耐久性&時代の変遷にあわせて柔軟に機能更新できる計画
→プラットフォーム
続いて3,4は主に2Fに計画されてる「みんなの広場」について。通常時はにぎわいの場として活用。また、水害時の想定浸水レベルよりも高い位置に計画して、災害対応の活動場所とする。
3:にぎわい・交流・協働のサイクルを創出!
→みんなの広場
4:通常時はにぎわい&親しみ、災害時は機能転換
→フェーズフリー
最後は庁舎の周辺。緑豊かな空間を設計して憩いの場に。
5:緑豊かな空間・広場
→ジオガーデン
6:王子の資源の一部となって、まちの回遊性を向上
→テリトリーオ
配置計画
新庁舎の低層部は、緑の中で居心地よく過ごせる場所を設けて、荒川氾濫等の大規模水害時には、一時退避場所となることを目指すそうな。
- 出典:北区役所公式サイト
北区新庁舎とサンスクエア跡地の間には貫通道路が整備される予定。サンスクエア付近は、西棟・東棟の二つの高層棟が建設予定。
- 出典:北区役所公式サイト
西棟には、商業・事務所(オフィス)・ホテルの複合施設の導入。また、商業施設はサンスクエア以上の規模を想定してるそうですよ。


点在している北区役所の各庁舎、将来的には新庁舎に集約される予定で、また、王子駅からデッキでつながることも計画されてるみたい。
断面計画のイメージ
建物中央部に吹き抜けが設けられます。職員同士のコミュニケーションの活性化、そして、自然通風や自然採光にも寄与。
建築コスト削減に向けた取り組み。
当初315億円の建設工事費を予定してたが、585億円まで建築コストが上昇。基本理念やコンセプトを守りながら、性能や品質を下げないコストカットに取り組み約50億円の削減。現時点での建設工事費は535億円。
設計者には松田平田設計・小堀哲夫建築設計事務所設計共同企業体が選定されてるとのこと。
松田平田設計、公式サイトの実績紹介を見てみると、有名な建築物がズラリ。代表的なものをあげたらきりがないけど、「ニュー新橋ビル」「玉川高島屋ショッピングセンター」「松屋銀座本店」などもでてました。
文京区小石川にある小堀哲夫建築設計事務所は、新・帝国劇場の設計も担当するみたい。
北区役所の新庁舎はスゴイ実績の建築家によって設計されるんですね。


参考
・北区新庁舎新築基本設計中間のまとめ
・北区ニュース令和7年7月20日特集号(新庁舎新築基本設計中間のまとめ特集号)
・中間報告説明資料






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