北区ニュース

太平洋戦争受難の刀「赤羽刀」が瀬戸内市で展示されているそうです。

太平洋戦争後の武装解除で接収された刀剣類のうち、廃棄を免れた刀剣「赤羽刀(あかばねとう)」が岡山県瀬戸内市で展示されているそうです。
刀の鐔

RSK山陽放送で「赤羽刀展示」についてのニュースが放送されていました↓

会場には、岡山ゆかりの「赤羽刀」20口が展示されているそうですよ。

<赤羽刀(あかばねとう)とは?>

第二次世界大戦後直後の1945年、連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ)は日本の武装解除を目的として膨大な刀剣類を接収。多くは海洋投棄されました。関東一円の民家からも20万口(ふり)を越える刀剣類(脇差、鎗、薙刀などを含む)が接収され、東京都北区赤羽にあった米陸軍第8軍兵器補給廠に集められました。1947年に美術的価値の高いもの約5600口が日本に返還され、東京国立博物館で保管されることに。この経緯により、これら接収刀剣類は「赤羽刀」と呼ばれるようになりました。

参考:Wikipedia内「赤羽刀」のページ

返還された刀の中には平安時代、鎌倉時代に作られたものもあったそう。廃棄を免れた赤羽刀は、元所有者やその遺族に返還若しくは全国の博物館に譲与されました。

戦後の混乱期に歴史的・美術的価値の高い刀剣類が一時的とはいえ赤羽にあったと考えると、感慨深いです。
荒川橋梁

北区赤羽を見たことも聞いたこともない地方の方でも「赤羽刀」で赤羽を知っているかもしれませんね。

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