7月24日開催の取締役会において、中外製薬株式会社は浮間事業所(東京都北区)に新たな研究棟の建設を決議したそうです。
その総投資額、なんと800億円!!完成は2028年8月の予定だそう。
中外製薬株式会社の公式サイト内ニュースリリースに「…新たな研究棟(UKX)の建設を決定」として公開されていました。
今年(2025年)に創業100周年を迎える中外製薬株式会社は、日本の大手医薬品メーカーの一つ。創業者である上野十藏氏が、関東大震災によって医薬品が不足する現実を前に「世の中の役に立つくすりをつくる」と中外新薬商会を創業、医薬品の輸入代理店として始まりました。
現在では従業員7,778名(連結、2024年12月31日現在)を抱える日本を代表する企業ですが、その始まりは従業員7名だったそうですよ。
本社は中央区日本橋室町ですが、登記上の本店は浮間工場・浮間研究所のある東京都北区浮間5丁目5−1になります(2025年7月27日時点)。
中外製薬株式会社(本店)及び浮間事業所の場所はこちら。
新研究棟が建設されるのは、2022年10月に購入契約を締結した浮間事業所の西側の事業用地。
この場所には1972年に創立、2023年3月31日をもって廃業した化学工業薬品製造の富士アミドケミカル株式会社がありました。
中外製薬㈱の代表取締役社長CEOの奥田修氏は、新研究棟建設への意気込みを述べるとともに「浮間事業所の環境対策も加速させる」とのこと。
ニュースリリースには完成予想図も載せられていますが、この通りの建物が建設されると浮間の風景も一変しそう。
100年前の創業者の決意と共に、浮間から日本全国に様々な薬が飛び立ちますね。
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