北区をホームタウンとして1年間活動してきた、女子サッカーチーム「日テレ・東京ヴェルディベレーザ」。
「なぜ日テレ・東京ヴェルディベレーザが北区に来たの?」「今後北区の中で日テレ・東京ヴェルディベレーザをどう発展させていきたいのか?」
今回は北区と日テレ・ベレーザを結ぶ、架け橋のような存在の社長室ディレクター常田さんにお話をうかがいました。
©TOKYO VERDY</font size>
1981年、読売サッカークラブの女子チームとして創部。2000年度より日テレ・ベレーザ、2020シーズンより、日テレ・東京ヴェルディベレーザに名称を変更。『ベレーザ』とはポルトガル語で『美人』を意味する。これまでの主な戦績はリーグ優勝17回、皇后杯(全日本女子選手権)優勝15回、リーグカップ優勝6回を数え文字どおり日本の女子サッカー界をリードする存在となっている。
引用:公式サイト
なぜ日テレ・ベレーザのホームタウンを北区に?
ホームスタジアムが、“味の素フィールド西が丘”に決まったというのが一番大きな理由です。
なでしこリーグ時代の日テレ・べレーザにはホームスタジアムが無く、色々なスタジアムを借りて試合を行っていました。ですがWEリーグが開催されることになり、参加チームはホームスタジアムを持つことが条件になったんです。他にも候補に挙がったスタジアムはあったのですが、サッカー専用スタジアムだったというのが決定打になりました。
あと北区は「トップアスリートのまち・北区」を打ち出して、“スポーツを通して街を活性化していく”という活動をしていますよね。
そういった取り組みを推進している北区となら、より近しい関係性が築けると思ったんです。
常田さんの経歴を教えてください!
Jリーグが開催された1993年に、東京ヴェルディ株式会社に入社しました。
入社の理由はすごく単純で、ヴェルディのチケットを売りたかったからです(笑)。
私が大好きなヴェルディの試合を、もっとたくさんの人に見てもらうのが夢でした!
入社当時はチケットの販売、スポンサー営業、ファンクラブの担当をしていました。
一時的にチーム統括として、マネージャーのような仕事をしていたこともありましたね。
いまは社長室ディレクターとして管理系の仕事をしていますが、WEリーグが始まってからはホームタウンでの業務も行っています。
入社してから30年。ずっと変わらず、ヴェルディのファンです!
日テレ・ベレーザを知ってもらうために、常田さんはホームタウンでどのような活動をしていますか?
ポスターの貼り出しやチケット販売、自動販売機の設置のお願い、イベントや企業とのコラボレーションの企画など、本当に色んなことをしています!
ポスターの貼り出しに関しては私と他のスタッフとボランティアの方で行っているのですが、これが結構大変で(笑)。
先日はJR赤羽駅やJR十条駅前に立って、ホームタウン活動に関するレポートの配布もしていました!
とにかく、毎日のように北区を含むホームタウンを歩き回っています(笑)。
私は選手の活動の場は、フィールドだけではなくホームタウン全域だと考えているんです。ついこの間も、赤羽の消防署と防災に関する活動や、地元の税務署と確定申告の啓もう活動をチームのみんなと行いました。
選手と北区を繋ぐことができる、橋渡しのような存在になれたらいいですね。
1年間北区で活動してみていかがでしたか?
ヴェルディと言えば分かってくださる方はたくさんいますが、日テレ・ベレーザは認知度がかなり低かったので、初めはポスターを貼ることも断られていました。それでも1年活動してみて、認知度は少し上がったなという実感はあります。
北区ニュースにも載せていただいたり、町会や自治会の掲示板にも日テレ・ベレーザのチラシを貼らせていただいたり。皆さまのご協力のおかげで少しずつベレーザを知ってくださる方も増えて、本当にありがたいですね。
これはあまり知られていないのですが、じつは北区ってもともとサッカーが盛んな地域で、北区サッカー協会は、60年も前からサッカーの普及と発展にすごく力を入れていました。
その功績もあってか、北区は少年サッカーチームの数も多く、女子サッカーチームの普及活動にも積極的に取り組んでいるんです。
そんな風にサッカーの土台を作ってくださった諸先輩方や、地域を盛り上げようと活動されている方々がいる北区で、私たちももっと勉強させていただき成長していきたいと思っています。
今後北区と日テレ・ベレーザの関係をどのように発展させていこうと思っていますか?
私たちが身近な存在だと感じていただけるように、もっと北区に溶け込んでいきたいと思っています。
北区のどこに行っても日テレ・ベレーザのポスターやフラッグが貼られていたり、チームカラーの緑が街に溶け込んでくれたりと。そういう光景が、当たり前になれば嬉しいです。
私は、ただサッカーが強いだけのチームじゃダメだと思っていて。
結果を出すことはもちろん大切ですが、勝敗関係なく応援してもらえるような地域から愛されるチームを目指したいんです。その為には、北区民の方との“信頼と絆”をもっと築いていきたいと思っています。
この1年は新型コロナウィルスの影響で、小学校訪問などふれあい型の活動がまったくできませんでした。今後は選手が北区の方々と触れ合える場をこれからどんどん作っていきたいですね。
後みなさんには、スタジアムで試合を見る楽しさを知ってただきたいんです。
味の素フィールド西が丘はサッカー専用スタジアムなので、選手の声が聞こえるくらい距離がすごく近いんですよ。
日テレ・ベレーザのサッカースタイルは、パスを何本も繋いでゴールを目指すパスサッカーが特徴で、たくさんの方に見に来ていただいて、その感動をぜひ体験していただければと思います!
◎日テレ・東京ヴェルディベレーザの公式サイトはこちら
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