北区の人気ラーメン店や製麺所で修行を経て、先日、西早稲田に間借り「だしと麺 遊泳」というラーメン店をオープンさせたちゃりメガネさん。
独創的な麺と出汁にこだわった一杯を求めて早くも大人気に。
そのちゃりメガネさん、なんとお店が休みの間は十条の「讃岐うどん いわい」で修行をしているそうなんです!!!
「讃岐うどん いわい」は十条仲通り商店会にある人気店、なにゆえ修行を?と思ってちょっと聞いてみました!
西早稲田の間借り「遊泳」ってどんなお店なの?
遊泳は、「らーめんの枠に捉われず出汁と麺に拘った料理を提供する」をコンセプトにしたラーメン店。間借りで、毎週日・月の11時〜14時半頃に営業しています。
店主のちゃりメガネさんが『遊び心』を大切にしたいと考えて営業しているそうなんです。
現在提供している麺のメニューは「だしそば」と「あぶらそば」
「例えば、いま僕が、間借り先で提供している『だしそば』の例で言うと、和出汁ベースのお出汁なのですが、“ラーメン”とも“うどん”とも、“そば”とも言い切れない、僕の『遊び心』を散りばめた一杯になっています」とちゃりさん。
編集員もオープンしてすぐに食べにいったのですが、優しさあふれる、でも、しっかり出汁の旨味が広がるスープと独特の縮れ具合の麺に魅了されました!スープ美味しくて全部飲み干してしちゃいました笑
この独創性にあふれたラーメンに、さっそくSNSやメディアで話題になっています。
そんなちゃりさんがなぜ十条の讃岐うどん いわいで修行を?
いわいさんとの出会いが素敵!
まだちゃりさんが名もなき時代、別の製麺所で修行をしていた帰りによく讃岐うどん いわいにお客として通っていたそうなんです。
研究熱心なちゃりさん、うどんを食べながらいわいさんの手打ちの姿をじーっと、じーーーーっと見つめたいたそうなんです。
「“トントントントン”といわいさんがうどんを切る音がいいんです。なんというか一定のリズムで、そして手だけじゃなくて身体全体で切ってるという感じで。いったいどんな感じで切っているんだろうってホント不思議に思って、ずっと眺めてしまっていたんです。」
そんなちゃりさんの姿勢に気が付いたいわいさんが、「うどん興味あるの?」とテーブル越しに声をかけてくれたそうなんです。
「興味があるなら明日仕込みとか見に来る?」と声をかけてもらったちゃりさんは翌朝から讃岐うどん いわいのお店へ。
そして、翌朝、名もなきお客であったチャリさんをむかえたいわいさん。なんと、いきなり仕込みからすべてちゃりさんに見せたそうなんです。ちゃりさんは、その日いわい製麺のお店にも入って手伝いながら仕事ぶりを間近で見る体験をしました。
大事な仕込みの現場なんて簡単に見せてくれないですよね。
そんないわいさんの男気にほれ込んだというちゃりメガネさん。
「僕の手打ちへの興味関心が一気に深まり、自分自身で色々な種類の粉を買い集めて“手打ちの試作”を始めていくことになりました」。
いわいさんのすべてを学びたいんです
いわいさんは、ちゃりさんが間借り店舗を出していることも、全力で応援してくれているそうなんです。
「いわいさんの麺の配合、打ち方だけでなく、出汁の取り方や、取引業者など、全部見ていっていいよと言ってくれる器の広さ。僕は、そんないわいさんの漢気、心の大きさみたいなものを強く感じ、そのすべてを学びたいんです。」
そして、ラーメンを筆頭にすべての麺が好きなので、ラーメンだけでなく、いわいさんの技術を学んで自分流にアレンジしたうどんやそば、そうめんなんかも自分のお店で出せるようにしたいと思っています」
今後遊泳でやりたいこと
「“手打ちのだしそば”を作ってみたいんです」
そのためにはしっかりいわいさんで、うどんの知識や技術学ばせて頂こうと思っています。
また、経験豊富なスタッフの方もたくさんいらっしゃるので、アドバイスをもらったりしながら、自分の引き出しを増やしていきたいと思っています。
“枠にはまらない麺料理”を作って、お客さん、そして自分も楽しめる、そんな「遊び心」を大切にした一杯をこれからも作っていきたいです!
讃岐うどん いわい
東京都北区上十条3丁目28−7
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