赤羽台をてくてく歩いていた編集員Bの目に留まったバス停「赤羽郷」。
なんで『郷』ってつくのかな、と疑問に思ったんです。
赤羽郷(バス停)の場所はこちら↓
住所はGoogleマップでは東京都北区赤羽西5丁目12となっています。
赤羽郷のバス停がある桐ヶ丘団地近辺は、もともと土豪にかこまれた赤羽火薬庫がありました。
戦後、不要になったこの建築物は、外地からの引揚者、空襲で家を失った戦災者、沖縄からの転居者、復員兵士などに提供されたそう。
縁もゆかりもない地・赤羽に新たに住み始めた人々は、ここを第二のふるさとにしようと「赤羽郷」と名付けたそうです(『郷』とはさと、いなかの意味)。
九州出身の編集員Bにとって、戦後の中国(満州など)からの引揚者の話は身近なものでした。というのも、引揚者を乗せた船が長崎の佐世保に着き、その後、故郷に帰る人もいれば、九州各地に住み着く人も多かったから。引き揚げ時の苦労話を直に聞くのは、幼心に本当に怖かったです。
新たな土地で生活を一から築き上げるのは大変だったことでしょう。
そう考えると、赤羽の街の持つ他者を受け入れる力というのは、戦後の復興期から来ているのかなぁ、なんてバス停の前で思った一日でした。
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