志茂にある日本化薬でおこなわれた消防演習の様子を見学させてもらいました。
今回、消防訓練が行われたのは志茂にある日本化薬の東京研究事務所。6月20日におこなわました。
今回の消防訓練の状況は下記のとおり↓
令和5年6月20日(火)10時00分頃、東京湾を震源とする直下型地
震が発生、色素材粉体実験室より火災が発生した。また、屋外危険物施設よ
り溶剤が漏洩した。更に、総合研究棟4階の実験室のドアが開閉不能になっ
たため、従業員2名が閉じ込められたもの。
訓練開始30分前は和やかな雰囲気でしたが、開始時刻が近づくにつれて各現場に緊張感が漂ってきました。
定刻10時になると「ただいま、東京地方に大きな地震が発生しました。震度6弱の揺れを観測した模様です。」とのアナウンスとともに、、緊急地震速報の警報音が鳴り響きます。
色素材粉体実験室より火災発生!
まずは、こちらの色素材粉体実験室より火災発生!
自衛消防隊が初期消火に駆けつけます。
消火器による初期消火を開始!
消火器による初期消火を行いましたが、火災が拡大し、消火器での消火はできませんでした。これより、自衛消防隊による屋外消火栓からの消火活動が開始される流れ。
1分1秒を争う事態を想定しての訓練。
真剣に、そして丁寧に作業をされているのが伝わってきます。
危険物を保管している倉庫が損傷!
次は、本部前の倉庫に急行!
『危険物を保管している倉庫が損傷し、危険物である溶剤の流出が確認された模様です。』
自衛消防隊により、応急対応として、土嚢を使った漏洩処置活動を開始。
土嚢を使用した危険物の応急処置が完了!これ以上の危険物の流出は防止されました。
そして、消防隊が次々と登場してきましたよ!!
はしご車も登場!
駆けつけた消防隊。緊迫感がさらに増します。
他に逃げ遅れた人がいないか調べるための検索活動と、火を消すための放水活動が実施されています。
統合研究棟4階に要救助者出現!
統合研究棟4階の実験室のドアが地震の大きな揺れにより、従業員2名が閉じ込められてしまった模様です。
これから、はしご車による救出が開始されます。
救出を行うはしご車は、地上から約30m、建物10階の高さまで対応できるそうです。
先端についているバスケットには、3名まで乗車でき、車両部分で操作している隊員と話すこともできるそうですよ。
梯子の動きは、上下、左右と梯子の伸ばし縮みと、多方向へと動くので操作は至難の技だそうです。
閉じこめられてしまった従業員の方は、はしご車により無事に救出されました。
救出された1名の方が足を受傷したため、救護班により、車いすにて救護所へ搬送されます。
緊急脱出!
統合研究棟4階に緊急事態!
これより座席懸垂降下による緊急脱出が行われます。
ロープを使って4階から降りていく隊員。
一斉放水
最後は一斉放水で完了です。
危険物火災を想定した消防演習をこれにて終了。
最後は赤羽消防署長からの講評。
このような緊張感ある訓練によって、有事の際のチカラになってるんですね。
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