赤羽「吾作」の”三代目”店長に、お店を継いだ経緯を聞いてみた。『小さい頃からあるお店を無くしたくなかった。』

赤羽にある「中華料理 吾作」。

2025年に一度閉店したときは、別れを惜しむ多くのお客さんが連日行列を作っていたほどの人気店。

赤羽 吾作
2025年10月27日の様子

赤マガ編集部も閉店を知ったときは、ショックで事務所が揺れました・・・。

が、しかし!!

同年12月22日に営業が再開!

さらに年が明けた2026年2月からはランチ営業も再開しました!

この時はバンザイするほど喜んだな~♪

営業を再開してから、店頭の看板には新たに「三代目」という短冊風のロゴが追加されました。

誰が、どんな経緯でお店を受け継いだんだろう?

ということで、店長さんにお話しを伺ってきましたよ。

子どもの頃から通ってた「吾作」

ー現「吾作」の店舗は、先代から続いて14,5年目くらい。

その前は「つけめん 大王」ってお店で、それを居ぬきで使ってるんだよね。建物自体はもう60年くらいになるんじゃないかなぁ。

ああ!吾作のお皿でたまに「大王」って書いてあるのなんでだろうと思ってたけど、理由が今わかりました!(笑)

「大王」丼に入れられた吾作のラーメン

昔は赤羽の西側にも店舗があって、その当時は出前もやっていたんだとか。

ただ、先代が病気をされて営業を続けるのが難しくなり、かつ先代の息子さんにもご自身の仕事があるのでお店を継げないとなり、2025年10月で「吾作」は閉店せざるを得なくなったそう。

でも自分が小さい頃からあった店だし、無くしたくなかったんだよね。

40代半ばから50代くらいで自分と同じ年代のこの辺の人は、子供の頃から親に連れられて食べに来ていたという人が多いのではないか、とのこと。

メニューに店名がつく「吾作飯」

飲み屋ではなくご飯屋さん。焼肉屋でライスをつければ定食風にはなるけど、そうではなくてチェーン店でもない、ただご飯を食べに来るだけのお店が赤羽にはあまりないので、そういうお店を無くしたくないよね、ということで地元の有志たちでお店を残すことに。

そのうちの、赤羽で飲食店を営む方が経営者として「吾作」を受け継ぎましたよ。

夜はもちろんお酒を飲みに来る人もいるけど、飲まない人も混在している、それが「吾作」なんだとか。

実は2025年10月末の閉店の際、最後の数日間は先代の息子さんがお店に立っていたんだそう。

営業再開時に”三代目”と付けたのは、先代・息子さん・そして自分と、3人目だから、とのこと!

「たまたま自分が経営者になったけど、先代の息子ってわけでもないしさ。」と謙虚にお話されていたのが印象的です。

守っていきたい定番メニュー、でも新メニューも・・・

ーチャーハンやラーメンに餃子など、定番のメニューは守っていくし、もちろん頑張って引き継いでいくつもり。でも、自分が受け継いだからには新しいメニューもやっていきたい。

新しいものをやるには今あるメニューを削る必要もあるけど、取り替え、入れ替えながら、ね・・・。

取材をした(2026年5月2日)時点では、提供しているメニューはすべて以前からあったもの。

カレーチャーハン

ただお客さんから「ネオ中華」みたいな料理を期待する声もあるし、自分自身は魚を使った料理もやってみたい!と話していた店長さん。

けれど、まだお店を引き継いだばかり。今すぐにどうこうすることは難しいようで・・・。

ランチのサンクスセットなんてめちゃくちゃお得だけど、今は原材料でもなんでも値上げで、この先どうなるかはわからないとのこと。

残ってくれたスタッフたちに感謝!

ー先代から長く働いてくれている、スタッフのみんながお店に残ってくれている。

先代の奥様から、スタッフみんなをお店に残してあげてほしいと言われたし、むしろ残ってくれるなら本当に助かると思ったね。

お店で働く多くはミャンマーなどの外国人スタッフの方々。先代の頃から「吾作」で働いており、料理を担当する方は長い人でもう5,6年くらいになるんだとか。

さらにお店を受け継ぐ際、長年ホテルなどで中華料理の腕を振るってきた先輩が助っ人で来てくれることに!今はランチの時間帯に入ってくれているみたい。

「自分とその先輩が、今の吾作では一番新米だね(笑)」とのこと。

”三代目”店長さんは、お店を支えてきた人もメニューもしっかりと大事に受け継ぎつつ、時代に合った新しいことをどんどん取り入れていこうとする、そんな人です。

新生「吾作」から今後も目が離せませんね(^O^)

店舗情報

中華料理 吾作
東京都北区赤羽1丁目62−10

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