今年の11月に、きこえない・きこえにくいアスリートのための国際スポーツ大会「デフリンピック」が東京で初開催されますよ!
北区も会場となるそのデフリンピック、1月25日(土)に「赤羽体育館」でデフスポーツ体験イベントが開催されたので、編集員よしのが体験に行ってきました!
イベントの様子
当日は(左から順に)世界デフ陸上連盟会長の下防さん、デフ陸上・門脇翠選手、デフ卓球・亀澤理穂選手、デフ卓球・亀澤史憲選手が来てくださいました!
デフ卓球のお二人は11月に開催の東京2025デフリンピックにもすでに出場内定!
亀澤理穂選手はデフリンピックに過去4大会出場し、なんと合計8個もメダルを獲得してるんです!!
すごい(@_@)
前回大会のメダルは特におっきくて重たいようです!
拳とほぼ同じだ!
第1部の講演会は主に、下防さんよりデフリンピックの歴史などについてのお話がありました。
デフリンピックは1924年から開催されている歴史ある国際大会。
参加できる条件は聴力損失が55デシベルを超えている聴覚障害があり、各国のろう者スポーツ協会に登録している方だそう。※競技中は選手全員が補聴器を外した状態で出場。
オリンピックでは5つの輪が連なったマークが有名ですが、デフリンピックにもロゴマークがありますよ。
それがこちら!
これは「デフリンピックマーク」です。「手話言語」「ろう者の国際文化」「結束と継続」の要素がマークに集約されています。マークの形は、「OK」「GOOD」「GREAT」を意味するサインが円状に重ねられたもので、マーク中央は「目」を意味し、ろう者が視覚中心の生活を営んでいることを表しています。 pic.twitter.com/OmwwPmHGj0
— 【公式】東京2025デフリンピック(デフリンピック運営委員会) (@2025deaflympics) June 17, 2024
形は「OK」「GOOD」「GREAT」を意味するサインで、青はオールヨーロッパ、赤はオールアジア太平洋、緑はオールアフリカ、黄はオールアメリカといって、4つの地域を表現しているんだって。
競技は夏季大会だと21個あるようで、オリンピックにはないオリエンテーリング、ボーリングなんてものも!これはおもしろそう!
そして第2部では、デフスポーツの体験会が開催されました!
デフ卓球のW亀澤選手による高速ラリー!
はやいっ!参加した方々から「おお~っ!!」と歓声が上がりました♪
体験会に参加したきこえる人たちは耳栓をつけて、きこえない・きこえにくい状態での卓球ってどんな感じ?というのを体感していましたよ。
そしてデフ陸上はランプを使用したスタートダッシュの体験!
選手のスタート位置にはこんな感じのランプが置いてあり、色によって意味があるようです。
観客からも見えやすいように連動していますよ!
赤で位置について、
黄色でよ~い、
緑で、ドン!
なるほど~目で見てわかりやすい!
門脇選手曰く、このランプが導入されたのはほんの10年くらい前のこと。きこえる人と同じ大会に出ることも多くあるみたいですが、スタートランプが導入されるまでは隣の選手をチラチラ見ながらスタートしていたので、きこえない・きこえにくい人のスタートが遅れることは仕方ないこと、と思っていたんだとか。
10年前だなんてほんの最近な感じがしますね。それまではたくさん悔しい思いをしてこられたんだろうな~。
そして今回のイベントに参加した選手たちから、大会に向けた意気込みやデフスポーツの魅力をお話ししてくれましたよ。
門脇選手:スタートランプを使うのはデフ陸上ならでは!ランプが導入されてからは試合に出る時の精神面が大きく変わりました。前回のブラジル大会ではスタッフとして参加し、その後選手復帰したいと思いました。2025東京大会に出られるよう頑張ります。
亀澤理穂選手:聴力関係なく平等に戦えることが魅力。今までの大会では金メダルを取れていないので、今大会では金を目指します!今日ここで、みなさんに金メダルを取ることを約束します!!
亀澤史憲選手:世界中のきこえない人・難聴の人などが8,000人から1万人くらい東京に集まり、手話を使う人たちがほとんどで、そこがまず1つの魅力かな。国際手話(国際大会などで使う共通言語)はわからないけど、海外の人たちとジェスチャーや表情でなんとなくコミュニケーションとれちゃうそれはデフリンピック・デフスポーツの魅力なのではと思う!みなさんもぜひやってみて!海外の人にジェスチャーで通じるから!(笑)
最後はみんなで「デフリンピック」を意味する手話をして記念撮影!
そしてサイン会もしてくれていました。
トップアスリートとこんな間近で触れ合えるなんて、とっても貴重な体験です!
そしてそして!赤マガ向けに、選手3名が北区の「北」という手話でスペシャルショットをくれましたよ!
ありがとうございます~!!
2025東京デフリンピックは、11月15日から26日に東京を中心に福島や伊豆大島が会場となり開催。北区は射撃の会場になっています!
国際大会を生で見れるチャンス!気になる方はぜひ足を運んでみては(^O^)
■東京2025デフリンピック公式サイトはこちら。
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