みなさんが普段生活している地域に大きな川があるならば、もしかするとその付近の地下深くには巨大な箱が埋められているかもしれません・・・。

そう、それは・・・「調節池」!
北区に非常に関わりが深い「城北中央公園調節池」が、板橋区と練馬区の境、石神井川にありますよ。

ということで今回は、普段は入ることができない、地下に埋められた巨大な箱へ特別に潜入してきました~(^O^)/
説明・案内をしてくれたのは、東京都第四建設事務所の調節池整備担当・谷川(たにかわ)さん!
\どうぞよろしくお願いします♪/

「調節池」って?
そもそも調節池というのは、豪雨などで増水した川の水を一時的に貯めることで、下流に流れる水量を減らして浸水被害を防ぐ施設。
雨がやみ川の水位が下がったことを確認すると、調節池に貯まった水は順次ポンプで川に排水していく仕組みなんだそう。

東京都小平市から西東京市・練馬区・板橋区・北区を通り隅田川へと流れ出る一級河川の石神井川には、調節池が全部で6か所ありますよ。
そしてその最下流に位置する調節池が「城北中央公園調節池」です!

「城北中央公園調節池」を整備する工事は平成30年から始まっていて、令和7年6月に一期工事が完成。
現在は第二期工事の真っただ中です!

すべての工事の完成予定は、令和18年度なんですって!
気が遠くなりそうだ~(@_@)
ちなみに2025年7月10日にさっそく初稼働、そしてつい先日の2026年8月22日の豪雨の際にも約6,000トンもの水をここ「城北中央公園調節池」が受け止めましたよ。

「城北中央公園調節池」ってこんなところ
早く現地を見たいと思いますが、その前にもうちょっとだけ説明させてくださいね!
城北中央公園調節池を上から見るとこんな感じ↓

すべて完成すると貯められる水の量はなんと!25mプールに換算すると約800杯分!!
す、すご~!!
実際の現場はこんな感じ(城北中央公園 陸上競技場の前あたりから見た様子)↓

上記写真は今まさに工事が進められているところ。
工事をしている場所の裏側には高校があるので、全体がぐるりと防音壁で囲まれていますよ。
そして右に目を向けると、奥にはすでに完成している調節池(1号・2号)!

手前に流れているのが石神井川ですね~!

9月3日時点の水位はとっても落ち着いているように見えますが・・・
8月22日の豪雨の際には、水位が約2.5mまで上昇し、この矢印のようにグレーの壁を超えて水が流れていったんだそう。

そう、この矢印の向こう側の地下に調節池があるんですよ~!

ちなみにここ城北中央公園調節池は、「ニューマチックケーソン工法」という工事を行っていますよ♪

にゅ、にゅー?けーそん?なんて??
まず地上で”ケーソン”という鉄筋コンクリートの構造物をつくり、空気圧によって地下水の侵入を防ぎながら掘削作業を行い、ケーソンを地下に沈めていくんだそう。
なんだか難しいぞ~?と思ったけど、この動画の説明がとってもわかりやすい!
さらに驚いたのが、地下約15m以降の作業は作業員さんの安全面を考慮し、遠隔で無人のクレーンを操作し掘削作業を進めるんですって!
興味のある方はぜひ動画を見てみてください♪
お待ちかね!「調節池」へいざ潜入!

お待たせしました!現地をご案内します!

うわ~ドキドキする・・・!!
今回見せていただくのは1号ケーソン。

なんだか遺跡のようですね。
地下へ降りていきます。

ジャジャーン!

おおお~~~っ!!なんだここは~!?
要塞のような?遺跡のような?!いや、この立派な柱は神殿にも見えるぞ!
覗き込んでみると・・・底が見えないほどふか~~~い闇・・・。

ひぇええええ~足がすくむ~~~!!一番下まで、地上から約35mだそうです。
思い出すだけで足が震えます・・・。
少し上に戻って、取水口に来てみました。先ほど見た、石神井川の横にあったグレーの壁の真裏!

お~この壁を超えて水が流れて来たんですね?!
2.5mもの高さがある壁を超えるほど川が増水すると考えると、豪雨の怖さを感じるなぁ。
そして長さは120mもあるみたい!

思いっきり走ったら気持ち良さそう(笑)
それにしても地面が濡れているのを見ると、実際にここを水が流れたんだな~と実感しますね。

この金網は草木や流木が侵入しないようにするために設置してあるんだそう。

言わば”ザル”みたいな感じですね!
金網の向こうを除くと、最初に降り立った層が見えます。

回り込んでみるとこんな感じ。

石神井川から流れ込んできた水が、金網を超え斜面をつたって地下深くから貯まっていきます。

蛇口みたいにジャバジャバ水を流すのではなく、斜面をつたわせるのは、ものすごい勢いで流れ込む水が設備を壊してしまわないよう、威力を抑えるためだそう。
考えられてますね~。
何度も覗き込んで写真を撮ろうとチャレンジしたんですが、とにかく怖い!スマホ落としそう!無理!!

「よしのさん、さては高所が苦手ですね??」とみなさんに笑われました(笑)
だって怖いモンは怖いのさ!!!
それにしても、奥まで来ると陽の光が入らないから空気がヒンヤリしてるな~。


一番向こう側は2号ケーソンの壁。
1号と2号を合わせると全長162.6mもあるんだそうです。
ケーソンの境目まで来てみました。ここから先が2号ケーソン。

光を絞ると真っ暗でちょっと怖いかも・・・。
ここから先は作業員さんしか立ち入れないエリア。正真正銘の立ち入り禁止エリアです!

二期工事で作っている3号ケーソンは、あの壁の向こう側と接続されるんですって。
はは~。改めて大変そうな工事だな~と痛感しますね。
そして、地上へ無事帰還。先ほどライトで照らした2号ケーソンの壁の真上あたりまで来てみましたよ。

視線の先には1号ケーソンの地上部分。
お~地上で見るとやっぱり162mってすごい大きさだな~!
ちなみに、調節池が完成するとその地上部分には公園が整備されるんですって!

公園が完成したあかつきにはぜひ家族や友達に、「この下にプール800杯分も水が貯められるんだって!!」と豆知識を披露してくださいね♪♪
インフォメーションセンターがあるよ!
「城北中央公園調節池」は、学校など団体での見学希望を除き、一般の人は原則入れない施設。
しかし、どんな工事が行われているのかなど詳しい内容を知りたい方は、城北中央公園調節池のすぐ近くにあるインフォメーションセンターでその様子を知ることができますよ!

場所はここ↓
中にはパネルでの説明があったり、


二期工事の紹介動画を見ることもできます!

さらにこんな模型もあるんですよ~♪

これ、動きます!
開館日時はこんな感じ↓

おもしろいからぜひ見に行ってみてくださいね(^O^)
ということで、北区民を水害から守ってくれている「城北中央公園調節池」のご紹介でした!
作業員のみなさん、どうか完成までご安全に!!

場所
城北中央公園調節池
東京都練馬区羽沢3丁目15−10
二期工事に関する公式サイトはこちら。
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※この記事は赤羽マガジン編集部が現地取材および公式情報をもとに作成しています。
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