滝野川第三小学校の火災を受けた対応について、北区のやまだ区長が記者会見で、NHKから学校再開や指定校変更、今後の検証会議などについて質問を受け、回答しました。
NHKから、9月1日に旧清水小学校で全学年の教育活動を再開することについて所感を聞かれると、区長は、この2か月間、学校や教育委員会を含めた関係者が、児童や保護者の心理的なケアと教育活動を整えるために取り組んできたと説明。

指定校変更について質問されると、現段階では具体的な人数を示せる状況ではないと回答。北区としては、できる限り滝野川第三小学校の児童が旧清水小学校で一緒に学べるよう、指定校変更を希望する理由となっている課題を解決する方向で対応していきたいとしています。
続いてNHKから、火災を受けて設置される検証会議について質問があり、区長は9月中に第1回の会議を開催できるよう調整していると説明しました。
検証では、大きく「ハード面」「避難誘導や避難行動、訓練、避難用具などのソフト面」「児童生徒の心理ケア」の3つの視点から進めていく考えを示しています。
また、今回の火災に関わった教員の処分について聞かれると、現時点では警察や消防から最終的な結論が出ていないため、処分がどのようになっていくかは現段階では分からないと回答。
加えて、「東京都の教員ということで」、処分の対象となる部分については都教育委員会の範囲になるとの認識を示し、北区としても北区教育委員会と連携しながら内容を見極めていきたいとしました。
その後、NHKから検証会議で挙げた「ハード面」とは具体的にどのようなものか聞かれると、区長は、二方向避難のあり方や設備、スプリンクラーなどを例に挙げました。
これまでの学校施設の基準に対して、今回の火災を受けて何が必要なのか、避難するうえでどのような設備や配慮が必要なのかといった視点から、検証していきたいと話していました。
詳しく知りたい方は、北区公式YouTubeの記者会見動画もあわせてご覧ください。
NHK記者との全文のやり取りはこちら↓
【質問者・NHK】
NHKの記者のタケウチと申します。よろしくお願いいたします。
9月1日に教育活動を再開するという滝野川第三小について伺います。この再開にあたっては、大きな節目であるとおっしゃっていましたけれども、改めてその再開に対するその所感というところと、またオープンハウス方式の中で指定校変更等、ご相談・意見交換があったということなんですけども、この火事を受けて再開、学校再開しました。
では、何人の児童が旧清水小の方の校舎に行かずに出ることになったのか、先程全校児童が340名と、およそ340名とおっしゃっていましたが、それはどう変化しているのかというところをお伺いさせていただきたいです。
【やまだ区長】
まず1つ目の思いというか所感ですが、この2か月間、学校教育委員会を含めて現場関係者の方々に異例の取り組み内容で、とにかく子どもたちをケアしていくこと、これも保護者の方も含めてです。保護者の方々も大変な心配をいただいておりますので、心理的なケアをしていくこと、それとともに何より教育活動をしっかりと整えていく、このことの思いで、2か月間あらゆる知恵を絞りながら、また関係機関に相談をさせていただきながら、とれる方法を検討し、今に至っているものです。
そういった意味では、関係者の方々に本当に多くご連絡をいただいたり、お知恵をいただいたり、認めていただく部分もありました。そういった意味で感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。そして何より、児童・保護者の皆さまが大きな不安をお持ちの中で、それをこうある意味我慢している部分もたくさんあったと思います。
何とか学校や教育委員会、北区が出していく内容について理解をし、一緒にやっていこうという思いのもとでご理解をいただいてきていることが本当にありがたいですし、早く子どもたちや保護者の方々への心理的な不安、負担、そしてこれから始まる9月からの実際に運用が始まって見えてくる運用の課題などについて、負担を減らしていくために、より頑張っていきたいなというふうに思っています。
保護者の方々や子どもたちに対しても、本当に感謝申し上げたいと思いますし、地域の皆さんにも多くご心配いただいております。今、保護者や関係者の方々への説明に至っておりますが、あわせて滝三小学校周辺の地域の方々にも改めて説明会、説明をしていく場が必要だとも思っておりますので、9月1日の本格的な学校再開を受けて、次のフェーズとしてさらに環境を良くしていくための考え方と、あと、旧校舎、滝三小学校の改築をいかに1日でも早く再開していくことができるかということもですね、努力を関係者の皆さんと一緒にやっていきたいなというふうに思っています。
2つ目が、子どもたちの指定校変更に関してです。指定校変更の数について、今の段階で具体的な人数をお示しできるものはありません。これらにつきましても、きちっとタイミングをとらえていく必要があると思いますが、我々の考え方としては、できる限り滝三小の子どもたちは旧清水小での一緒に学習を進めてほしい。そのためにどういったことができるかということを考えておりますので、基本的にはみんなが旧清水の仮校舎で一緒に学んでもらうための、こういうことが課題だから指定校変更したいよっていう、その課題となる部分を解決する方向を一生懸命考えて対応していきたいなというふうに思っております。
今の段階で考え方としてはこのとおりで、数字として何名が変更されましたということは持ち合わせておりません。ご理解ください。
【質問者・NHK】
はい、ありがとうございます。追加で関連を質問させてください。まず、検証会議についてなんですけども、今年度末をめどに予算を計上して、今年度末をめどに6回開催されるということかと思うんですが、まず1回目となる会議、9月とおっしゃっていましたが、いつごろ開催されるのかというところがひとつ。で、今の段階、検証会議で諮られるかとは思うんですけど、その北区さんの方で考えられている課題みたいなところはこういうものだというところを、もしお持ちでしたら、改めてお伺いしたいというところでございます。
また、もう1点が教員の処分というところについてです。組織として課題を洗い出してというお話もある。それももちろんだとは思うんですが、今回の火事に関わっていた教員に関しての処分で、その後、今どうなっているのかというところの部分、改めてちょっと伺えればと思います。
【やまだ区長】
まず、検証会議についてです。座長の先生を含めて構成メンバーを進め、決定をさせていただき、9月中には、ごめんなさい、まだ具体的な何日ということは決定しておりませんが、今、9月中に第1回目を開催できるように調整を鋭意努めているところであります。
今回の検証会議で課題となる、しっかりと見ていかなければいけないことは、今回の検証会議、学校施設に関しての検証をしていくということであります。大きくハード面、そして2つ目がソフト面として避難誘導、避難行動、そしてそれに対する訓練の仕方、避難用具のあり方等のソフト面、それからやはり学校施設でありますので、児童生徒、メンタル的な心理ケア、メンタルケアの部分も含めて項目として挙げていくことが大切だろうというふうに、大きくこの3つについて考えて検証を進めていきたいというふうに思っています。
そして、教員に対する処分についてでありますが、今まだ警察の結論、また消防からの最終的な結論が出されていない状況でありますので、処分に関してどのようになっていくかということが現段階ではまだわかりません。加えて、東京都の教員ということで、処分の対象となる部分については、都教委の範囲になると思いますので、そこはしっかりと区としても北区の教育委員会としても連携をしながら内容を見極めていきたいというふうに思っております。
あわせて、教員の処分だけではなく、私たち区長部局、北区としての管理責任がどのような形で認識していかなければいけないかということも考えております。
それについても、これから出されていくであろう消防や警察の最終的な内容を踏まえて、私たちの管理者責任についてもしっかりと皆さまにはお伝えをしていくタイミングがあろうかと思っておりますので、もう少しお時間をいただきたいというふうに思います。以上です。
【質問者・NHK】
ありがとうございます。最後にごめんなさい、今お話であった検証会議で、大きく3つあるハード面、ソフト面、あと学校施設であるがゆえに心理ケアのあり方っておっしゃっていましたが、ソフト面や心理ケアっていう部分はわかったんですが、ハード面というところはどういったことなのかお伺いします。
【やまだ区長】
ハード面に関しては、二方向避難のあり方ですとか、そういった、または設備に関して、例えばスプリンクラーなどもその設置義務ではない部分だとかいろいろ今までの施設の基準と、それから今回の火災を受けてどういったものが必要なのか、避難をしていく上でどのようなあり方が必要なのかということもハード面で考えていく部分が必要かな。
この、例えば学校はどこの地域もそうだと思うんですが、古い学校は、古い学校と建て替えた学校とでは環境が違いますよね。それによっても一律何をどのように位置づけておかなければいけないかということも変わってくると思うので、ハード面として大切なことは何か。こういう学校施設としてこういうハード面が基準であります、それに対してどのようなことが足す必要があるのか、配慮しなきゃいけないのかというようなハード面からの視点で火災について検証していきたいというふうに思ってます。
【質問者・NHK】
ありがとうございます。以上になります。


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